【業界の闇】コンビニ配送はやめとけ!5つの理由とは?

【業界の闇】コンビニ配送はやめとけ!5つの理由とは?

コンビニ配送はなぜやめとけって言われるの?
仕事内容やダメな点、良い点は何がある?

本記事ではあなたのこんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • コンビニ配送の仕事内容・給料
  • コンビニ配送はやめたほうがいい5つの理由
  • コンビニ配送の体験談3選

50代でも活躍できるルート配送の実態、意外と知られていない配送ドライバーの年収や1日のスケジュール、そして「コンビニ配送はやめとけ」と言われる理由から、実際にこの仕事を経験した人々の生の声まで、幅広く紹介します。

さらにコンビニ配送のメリットや、トラック初心者におすすめの理由、効率的な求人の探し方まで合わせて解説するのでぜひ参考にしてください。

きむら

当ブログ「toradorablog」の筆者はトラック運転手として7年働いており、コンビニ配送をしたこともあります。それらの経験をもとに解説します。

目次

【50代も活躍】ルート配送・コンビニ配送の仕事内容

【50代も活躍】ルート配送・コンビニ配送の仕事内容

コンビニ配送は店舗へ食品や日用品を毎日同じルートで配送するのが主な業務です。

セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどの大手企業と提携しているため、安定した仕事量がメリットの1つです。

配送する商品は日々変わり、時には飲料などの重い荷物を扱うこともあります。

基本的に決まったルートを巡るため、道や店舗を覚えれば1ヶ月もあれば一人立ち可能です。

そのため、50代からの転職者も十分活躍できる職種でもあります。

コンビニ配送の年収

コンビニ配送の年収は経験や勤務地によって異なりますが、一般的には300万円から400万円程度が相場です。

経験が豊富なドライバーは、さらに高い年収を得ることも可能です。

基本給は安く設定されていることが多いため、時間外手当や深夜手当が年収に大きく影響します。

そして安全運転や管理職へのステップアップなどによって収入を増やすチャンスもあります。

しかし、長時間労働や休日出勤が多いことも覚えておきましょう。

コンビニ配送の1日のスケジュール

コンビニ配送ドライバーの1日のスケジュールを時間帯別にまとめると以下のようになります。

時間帯業務内容
6時出勤配送センターに出勤し、商品をトラックに積み込み
7時複数のコンビニへの配送開始(4~5件ほど)
12時配送センターに帰社後、空パレットの整理
13時休憩
14時複数のコンビニへ午後からの配送開始
18時退勤配送終了後、トラックの点検や翌日の準備

上記のスケジュールは一般的なコンビニ配送ドライバーの1日を示しています。

実際のスケジュールは配送地域や店舗の数などによって異なる場合があります。

【キツイ?】コンビニ配送はやめとけと言われる理由5選

【キツイ?】コンビニ配送はやめとけと言われる理由5選

コンビニ配送がキツイからやめとけと言われる理由は以下の5つです。

  • 時間やルールが厳しい
  • シフト制で休みが少ない
  • 夜勤は体がキツイ
  • 拘束時間が長い
  • スキルアップしない

理由①時間やルールが厳しい

コンビニ配送はルールが厳しく、特に時間厳守が求められます。

店舗ごとに配送時間が厳密に決められており、遅れると店の売上に大きく影響するからです。

大手コンビニチェーンの看板を背負っているので法定速度を厳守することは当然ですが、バック時は降車確認などの自社ルールもきっちり守る必要があります。

きむら

私が体験に行った会社では以下のような独自ルールがあり、合わなくて入社しませんでした。

  • 店舗にて駐車時は降車してトラックを1周してからバックする
  • 業務中は携帯電話持ち込み禁止
  • 連絡はトラック備え付けの無線で取り合う
  • 休憩は自社工場内でのみ可能

理由②シフト制で休みが少ない

多くのコンビニ配送業者はシフト制を採用しています。

そのため週末や祝日に休めないことが多く、盆正月でも仕事があります。

このように家族との時間や趣味の時間が制限されることもあり、ワークライフバランスを保つのが難しい職業と言えます。

理由③夜勤は体がキツイ

コンビニの多くはまだまだ24時間営業であり、夜間の配送も少なくありません。

夜勤は体のリズムを崩しやすく、長期間続けると健康を害するリスクもあります。

特に睡眠不足は運転中の事故につながる危険性も高まるため注意が必要です。

理由④拘束時間が長い

コンビニ配送は12時間勤務が多く拘束時間が長くなりがちです。

荷物の積み込みから配送、帰庫後の作業まで一連の流れにどうしても多くの時間が必要だからです。

実際の運転時間以外にも多くの業務があり、1日の拘束時間が長くなる傾向にあります。

トラック運転手の平均的な労働時間や、知っておくべき問題点などは以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>【16時間勤務?】トラック運転手の労働時間の実態とは?

理由⑤スキルアップしない

コンビニ配送の仕事はルーチンワークが多く、特別なスキルアップの機会が少ないと感じる人もいます。

ぐんぐんキャリアアップを目指す人にとっては、やりがいを感じにくい場合もあるでしょう。

長期的な視点で自己成長を望む人には、物足りなさを感じるかもしれません。

以上5つの理由の他にも、「トラック運転手自体がやめとけと言われる理由」については以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>トラック運転手はやめとけ!現役ドライバーが不人気な7つの理由を暴露

ルート配送・コンビニ配送の体験談3選

ルート配送・コンビニ配送の体験談3選

コンビニ配送の仕事を実際に経験した人たちの体験談を3つ紹介します。

体験談①50代男性 Sさん

50代後半の私がコンビニ配送の仕事を始めたとき、最初は体力的に不安でした。特に早朝のシフトは辛かったですが、決まったルートを回ることで徐々に慣れていきました。ただ、重い荷物を運ぶことが多く、体への負担は大きいです。それでも、コンビニのスタッフさんとのコミュニケーションが楽しみで、毎日が充実しています。以前やっていた長距離の仕事とは違い、人との関わりがあるのがとても新鮮で楽しいですね。

体験談②30代男性 Hさん

シフト制で休みが不規則なのが大変でしたが、時間管理や効率的な配送ルートを考えるスキルが身につきました。夜勤は体力的にきつかったですが、その分、時間外手当がついて収入面では助かりました。大手企業相手の仕事なので、私のように安定を求める人には向いていると思います。

体験談③40代男性 Uさん

コンビニ配送ドライバーとして3年働いています。拘束時間が長く、家族と過ごす時間が少ないのが悩みです。しかし、この仕事を通じて、責任感や時間管理の重要性を学びました。また、ルート配送なので、道路状況や最適なルートを把握する地理感覚が鍛えられました。スキルアップの面では限界を感じることもありますが、安定した収入と、決まったルートの安心感があります。

ルート配送・コンビニ配送のメリット

ルート配送・コンビニ配送のメリット

ルート配送・コンビニ配送のメリットは以下の3つです。

  • 毎日固定ルートだから時間管理がしやすい
  • 覚えることが少ないから楽
  • 大手チェーンの仕事だから将来性がある

メリット①毎日固定ルートだから時間管理がしやすい

ルート配送の最大のメリットは毎日同じ店舗を巡る固定ルートであることです。

これにより、時間管理がしやすくなります。

ルートが決まっているため、交通状況や配送時間の見積もりが容易になり、効率的に仕事が進みます。

そして日々同じルートを運転することで、道路状況や最適な配送方法が自然と身につくようになります。

メリット②覚えることが少ないから楽

固定ルートの配送は覚えるべきことが少ないため、仕事に慣れるのが比較的容易です。

特に新人ドライバーや配送業務未経験者にとって、この点は大きなメリットと言えるでしょう。

毎日同じ店舗への配送であれば、店舗の配置やスタッフとのコミュニケーションもスムーズになります。

メリット③大手チェーンの仕事だから将来性がある

コンビニ配送は多くの場合、大手チェーン店舗への配送です。

取引先がファミリーマートやセブンイレブンといった大企業のため、安定した仕事量と将来性が担保されてます。

大手チェーンは経済的に安定しており、継続的な需要が見込めるからです。

大手企業と仕事していることで自社の運送会社の信頼性やブランド価値を高めることにもつながります。

あなたはどっち?コンビニ配送の向き不向き

あなたはどっち?コンビニ配送の向き不向き

コンビニ配送の仕事は、特定の性質やスキルを持つ人に適しています。

以下にコンビニ配送に向いている人と向いていない人の特徴を挙げてみましょう。

コンビニ配送に向いていない人の特徴

  • 時間管理が苦手な人: コンビニ配送は時間厳守が求められるため、スケジュール管理が苦手な人には不向きです。
  • 体力に自信がない人: 重い荷物を運ぶことが多く、体力を要するため、体力に自信がない人には困難が伴うかもしれません。
  • 変化を求める人: 毎日同じルートの繰り返しで、新しい刺激や変化を求める人には物足りないかもしれません。
  • 長時間労働が苦手な人: 拘束時間が長くなることが多いため、長時間労働が苦手な人にはストレスになる可能性があります。
  • コミュニケーションが苦手な人: 店舗スタッフとの円滑なコミュニケーションが必要なため、人とのやり取りが苦手な人には難しい面があります。

コンビニ配送に向いている人の特徴

  • 時間管理が得意な人: 時間を守ることが重要なため、時間管理が得意な人には適しています。
  • 体力に自信がある人: 物理的な作業が多いため、体力に自信がある人には向いています。
  • ルーチンワークが好きな人: 毎日同じルートを回るため、ルーチンワークを好む人には安心感があります。
  • 責任感が強い人: 時間厳守や正確な配送が求められるため、責任感が強い人には適しています。
  • 単調な作業に耐えられる人: 同じ作業の繰り返しに耐えられる忍耐力がある人には合っています。

コンビニ配送の仕事は、これらの特徴を考慮して自分に合っているかを見極めることが大切です。

自分の性格や能力に合った仕事を選ぶことで、仕事の満足度や効率が大きく向上します。

コンビニ配送やルート配送の求人を効率よく探すコツ

コンビニ配送やルート配送の求人を効率よく探すコツ

コンビニ配送やルート配送の求人を探す際には、いくつかの効率的な方法があります。

以下に、求人を探す際のコツを紹介します。

コツ①専門の求人サイトを利用する

運送業界に特化した求人サイトを利用することで、コンビニ配送やルート配送の仕事を効率的に見つけることができます。

これらのサイトは、業界特有の情報を豊富に提供しており、自分に合った仕事を絞り込みやすくなります。

コツ②地域に特化した求人情報をチェックする

地域に特化した求人情報をチェックすることも重要です。

地元の求人誌や地域の求人ポータルサイトを利用すると、自宅から通勤可能な範囲の仕事を見つけやすくなります。

地元の求人情報誌や新聞の広告欄にも、コンビニ配送やルート配送の求人が掲載されていることがあります。

特に地域密着型の仕事を探している場合には、これらのメディアを利用すると良いでしょう。

コツ③知人や業界関係者からの情報を活用する

知人や業界関係者からの情報も有効です。既に運送業界で働いている知人がいれば、彼らからの情報は非常に価値があります。

業界の内部情報や未公開の求人情報を得ることができるかもしれません。

これらの方法を組み合わせて利用することで、コンビニ配送やルート配送の求人を効率的に探すことができます。

自分の希望や条件に合った仕事を見つけるために、複数のアプローチを試してみることが重要です。

以下の記事ではコンビニ配送を目指す人向けにおすすめの求人サイトを5つ紹介しているのでぜひ参考にしてください。

>>コンビニ配送向けのトラックドライバーおすすめ求人・転職サイト5選

コンビニ配送に関するよくある質問

以下のよくある質問にお答えします。

  • セブンイレブンの配送ドライバーの給料は?
  • ルート配送の給料は安いですか?
  • 配送業の離職率は?

セブンイレブンの配送ドライバーの給料は?

セブンイレブンの配送ドライバーの給料は、300万円から400万円程度が相場とされています。

地域や勤務時間、経験によって異なり、基本給のほかに時間外手当や深夜手当などが含まれることが多いです。

勤務年数が長くなると給料が上がる傾向にあります。

ルート配送の給料は安いですか?

ルート配送の給料は他の業界と比べると低めであることが一般的です。

しかし、ルート配送の給料は配送業界全体と比較すると比較的安定しています。

そしてルート配送の給料は勤務地や勤務時間、経験、勤務形態によって大きく異なります。

ルート配送は定期的な収入が見込めるため、安定性を重視する人には適していると言えます。

配送業の離職率は?

配送業界全体の離職率は比較的高いです。

理由は長時間労働や肉体的な負担、シフト制による生活リズムの乱れなどが原因として挙げられます。

特に新人ドライバーの中には、仕事の厳しさに耐えられずに早期に退職するケースも少なくありません。

しかし、職場環境や待遇の改善によって、離職率を下げる努力をしている企業も増えています。

まとめ:コンビニ配送はトラック初心者におすすめ

コンビニ配送での経験は、トラック運転手としてのキャリアアップの基盤となります。

経験を積むことで、より大型のトラックへの移行や、他の運送業務へのステップアップが可能になります。

これらの点から、トラック運転の初心者にとって、コンビニ配送はおすすめの職種と言えます。

固定ルートでの配送は、初心者が運転技術を磨き、運送業界でのキャリアを築くための良いスタート地点となるでしょう。

運送業未経験の方がこれからトラック運転手になる一番正しい方法は以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>プロが教える未経験からトラック運転手になる正しい方法

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