【プロが伝授】未経験からトラック運転手になる正しい方法

【プロが伝授】未経験からトラック運転手になる正しい方法

普通免許しかもっていない未経験者がトラック運転手になるには何から始めればいい?

本記事ではあなたのこんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • トラック運転手になる正しい方法
  • トラック運転手の向き不向き
  • トラック運転手の年収や仕事内容

トラック運転手には正しい手順でならないとブラック企業に入社してしまったり、希望するトラックに乗れないなど就職に失敗する確率がグンと上がります。

そこで本記事では、かっこいいトラック運転手になるための一番正しい手順を解説するのでぜひ参考にしてください。

きむら

当ブログ「toradorablog」の筆者は異業種から完全土日休みの運送会社に転職成功しています。それらの経験をもとに解説します。

目次

未経験(異業種)からトラック運転手になるには?

未経験(異業種)からトラック運転手になるには?

完全未経験の方が異業種からトラック運転手になるには以下の3手順を踏むと失敗しません。

  • 必要な運転免許・資格を取得する
  • 評判の良い運送会社を調べる
  • 転職サイトで求人を探す
きむら

私は実際に上記の方法でホワイトな運送会社に転職成功しています。

手順①必要な運転免許・資格を取得する

トラック運転手になるために、まずは乗りたいトラックに必要な免許や資格を取得します。

ひとことにトラックと言っても数十種類以上あり、職種によって必要な免許が変わるからです。

例えば職種ごとに以下のような免許が必要になります。

  • 宅配便の2トン車=普通
  • コンビニ配送の3トン車=準中型
  • 一般貨物配送の4トン車=中型+フォークリフト(玉掛け等)
  • 路線便の10トン車=大型
  • 海コントレーラー=けん引+大型
  • ガソリンのタンクローリー=けん引+危険物取扱者乙4種
きむら

ちなみにこれからトラックドライバーになりたいなら、最初から大型免許をとっておくことをおすすめします。

大型免許をもっていればトレーラー以外の全てのトラックに乗務できるだけでなく、運送会社に採用される確率がグンと上がるからです。

そしてもしコンビニ配送の仕事を始めたものの、もっと大きいトラックに乗りたくなった時にまた取得しにいくのは手間と費用がかかってしまいます。

そのため、これからトラック運転手を目指す方は中型免許ではなく大型免許を取得しておきましょう。

大型免許を一番安く取得する方法を以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>【無料の裏技あり】大型トラックの免許を1番安く取る方法

手順②評判の良い運送会社を調べる

ぶっちゃけ運送業界はブラック企業やグレーな企業が多いです。

そのためトラック運転手に転職して後悔したくないなら評判の良いホワイトな運送会社を知っておくことが大切です。

以下の記事では評判の良い人気の運送会社を解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>評判の良い大手運送会社ランキング

手順③転職サイトで求人を探す

最後はなりたい種類のドライバーの求人を探します。

ドライバー求人に特化したサイトや、大手の求人が多数掲載しているサイトがあるため、最低でも3つは利用して一番条件の良い会社を探しましょう。

以下の記事では私も利用したトラック運転手におすすめの転職サイトを解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>トラックドライバーにおすすめの転職サイト5選

トラック運転手に向いていない人の特徴3選

トラック運転手に向いていない人の特徴3選

トラック運転手には向いていない人もおり、就職しても長続きしない可能性が高いため転職しないほうがいいかもしれません。

トラック運転手に向いていない人の特徴は以下の3つです。

  • 短気でイライラしやすい
  • コミュニケーション力が皆無
  • 運転に苦手意識がある

特徴①短気でイライラしやすい

短気でイライラしやすい人は危険な運転をしたり事故のリスクが高くなるため、運転の仕事に向いていません。

トラック運転手の仕事はお客様から預かった大事な荷物を安全第一で確実に届けることがなにより優先されるからです。

トラックに乗っていると渋滞に巻き込まれたり、前をやたら遅い車が走っていることは日常茶飯事です。

そういった時にイライラして車間距離を詰めて走ると事故が非常に起きやすく、事故の影響で荷物も破損してしまうかもしれません。

そのため、短気でイラつきやすい人はトラック運転手に向いていません。

特徴②コミュニケーション力が皆無

トラック運転手と聞くと一人でもくもくと長時間運転するイメージがありますが、実は荷積み荷下ろしの際にお客さんと話すことが多いです。

そのため納品時には元気の良い受け答えや、ちょっとした気遣いなどある程度のコミュニケーション力が必要です。

また、昔と違ってドライバーにもマナーや社会人としての身だしなみなどが求められるようにもなってきています。

以上の理由で人と目を合わせて話せないなど極端にコミュ症の人はトラック運転手に向いていません。

特徴③運転に苦手意識がある

ペーパードライバーや、自分で運転に苦手意識がある人もトラック運転手に向いていません。

もちろん、最初はへたくそでも毎日運転していれば平均的な運転技術があるドライバーにはなれます。

しかし、もともと運転が苦手な方や運転が苦痛に感じる方は運転自体が仕事であるドライバー職はやめておいたほうがいいでしょう。

きむら

トラック運転手の平均年齢は48歳なので、自家用車を何年か運転してみて苦手意識がなくなってきてから目指しても遅くありません。

ここまで運転手に向いていない人を解説しましたが、次は逆に向いている人を解説します。

トラック運転手に向いている人の特徴5選

トラック運転手に向いている人の特徴5選

トラック運転手に向いている人の特徴は以下の5つです。

  • 運動やスポーツをやっていた
  • 時間やルールを守れる
  • 集中力や注意力がある
  • 一人の時間が好き
  • 車の運転が好き

特徴①運動やスポーツをやっていた

トラック運転手は体力仕事であるため、学生時代に野球などのスポーツをやっていた体育会系出身の人が向いています。

納品先でも元気よくあいさつして愛想の良い人のほうが好まれるのは当然でしょう。

さらに運送業界全体がそういった雰囲気があり、運送会社には同じような人が集まります。

そのため、体育会系のノリだと会社でも客先でも可愛がってもらいやすいメリットもあります。

特徴②時間やルールを守れる

運送業は時間やルールに厳しいため、交通ルールを守るのは当然ですが、会社に決められたことをしっかり守れる人が向いています。

たとえば住宅街の納品先で7時以降厳守だったとして、6時50分に到着して作業しようものなら即クレームからの出禁になるかもしれません。

そして化学薬品を取り扱っているタンクローリーなどは危険なため、作業手順や服装がガチガチに決められています。

きむら

そういった背景があるため、当たり前ですが面接でも予定時間にこれるかなども見ています。

特徴③集中力や注意力がある

トラック運転手には交通状況や、天候の変化に注意を払いながら安全に運転する長時間の集中力が求められます。

集中力がないと、よそ見をして追突や人身事故など重大事故を起こす危険性があるからです。

そしてトラックは制動距離(ブレーキをかけてから止まるまでの距離)が普通車に比べて長いため信号の先読みや、かもしれない運転は必須になります。

そういった想像力や注意力はもともとできたほうがいいですが、社内教育でだんだん覚えていくので最初はできなくても問題ありません。

特徴④一人の時間が好き

トラック運転手は長時間一人で過ごすことが多い職業です。

そのため一人の時間を楽しめる人、または自分のペースで仕事を進めることが得意な人にドライバー職は非常に合っています。

きむら

一人でいることによる孤独感を感じず、楽しむことができれば長距離の運転も苦になりません。

特徴⑤車の運転が好き

最も基本的ですが、車の運転が好きな人はトラック運転手に向いています。

長時間運転することが多いため、運転自体を楽しめる人は天職に感じるでしょう。

そして運転好きであることは、新しい車両の操作技術を意欲的に学ぶことにも繋がるなどメリットも多いです。

他にもトラック運転手の職種別の向き不向きは以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>トラック運転手に向いている人の特徴7選

【女性も活躍】トラック運転手はだれでもできる!

【女性も活躍】トラック運転手はだれでもできる!

トラック運転手は適切な免許と安全運転ができればだれでもなれます。

近年では、女性トラック運転手も年々増えており、性別に関係なく誰もが活躍できる環境が整ってきています。

そして女性運転手は細やかな気配りや丁寧な運転マナーが評価され、顧客からの信頼も厚いです。

トラック運転手の楽すぎる仕事内容

トラック運転手の仕事内容は大きく分けて積む、運ぶ、下ろすの3つなのでめちゃくちゃ単純です。

労働時間が長めであるデメリットはあるものの待機中はトラックの中で寝たり、Youtubeを見たりと自由に過ごせます。

さらに嫌な上司や同僚とずっと同じオフィスで仕事する必要がないため、精神的にも楽に感じる人が多いです。

きむら

実際に私の会社でも営業職や、人間関係が良くない工場から転職してきた人が活き活きと仕事をしています。

以下の記事ではトラック運転手が楽すぎる理由と、楽な種類の仕事を解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>トラック運転手は楽すぎる3つの理由と楽な種類を解説

トラック運転手の職種別の年収

全日本トラック協会が発表した「2020年度のトラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」によると、トラック運転手の全車種の平均年収は3,956,400円です。

基本的に2トンよりも大型や長距離運転手の方が年収が高くなります。

年収についてもっとくわしく知りたい方は、以下の記事でトラック運転手の職種別の年収をくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>【実体験】トラック運転手の年収ランキングTOP5

トラック運転手になりたい人がよくする質問

トラック運転手を目指す人がよく疑問に思う以下の質問に回答します。

  • トラック運転手はやめとけと言われるのはなぜですか?
  • トラック運転手になって後悔したことはなんですか?
  • トラック運転手に学歴は必要ですか?

トラック運転手はやめとけと言われるのはなぜですか?

トラック運転手はやめとけと言われているのは以下のマイナスイメージがあるからです。

  • 長時間労働
  • 給料が平均賃金より低い
  • ガラが悪い
  • 事故のリスク

トラック運転手になって後悔したことはなんですか?

出勤時間が早朝だったり、深夜に働くことです。

その分早く帰れたり、出勤ラッシュに巻き込まれることはないものの慣れるまで時間がかかるでしょう。

トラック運転手に学歴は必要ですか?

いいえ、トラック運転手に学歴はまったく必要ありません。

中卒や高卒でも必要な免許と資格があれば大丈夫です。

まとめ:トラック運転手になるにはまずは免許を取得しよう

以下の順番をとるとスムーズにかっこいいトラック運転手になれます。

  • 必要な運転免許・資格を取得する
  • 評判の良い運送会社を調べる
  • 転職サイトで求人を探す

いままで運送業界はブラックだと言われていましたが、2024年問題やドライバーの高齢化によって徐々にホワイトな働き方ができるようになってきました。

さらに女性が活躍する企業も増え、良い方向に進んできています。

少しでもトラック運転手に興味があるなら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

トラック運転手に転職する際の注意点や、トラックを運転する際の注意点は以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

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