トラックドライバーに向いている人はどんな人?
逆に向いていない人は?
本記事ではあなたのこんな疑問にお答えします。
- トラック運転手に向いている人の特徴
- トラック運転手に向いてない人の特徴
- 職種別の向き不向き
結論、トラックドライバーには向き不向きがあるため、向いていない人が就職しても絶対に後悔します。
そのため、あなたがトラックドライバーに向いているかどうかを就職する前から知っておくことは非常に重要です。
本記事では向き不向きだけでなく、トラックドライバーに転職する際の注意点も合わせて解説するのでぜひ参考にしてください。
当ブログ「toradoraablog」の筆者は未経験からトラック運転手に転職しています。それらの経験をもとに解説します。
トラックドライバーに向いている人の特徴・性格7選
トラックドライバーに向いており、長続きする人の特徴や性格は以下の7つです。
- 体力に自信がある
- 時間やルールを守れる
- 集中力や判断力がある
- 一人の時間が好き
- 車の運転が好き
- コミュニケーション力がある
- 単純作業が好き
体力に自信がある
トラックドライバーは長時間の運転や、重い荷物の積み下ろしを行うことが多いためある程度の体力が必要です。
例えば大型トラック運転手が長距離運転を終えて配送先についてすぐ、荷物を手卸しすることもあります。
また、引っ越し業者などは重い家具を運ぶこともあるので腕力も要求されます。
とはいえ、カゴ配送やフォークリストでパレット積みなど体力を使わない仕事もあるので安心してください。
時間やルールを守れる
トラックドライバーは、配送の指定時間を厳守する必要があります。
たとえば、指定時間までに荷物を届けなければならない状況では、時間管理が重要になります。
そして交通ルールの遵守は安全運転の基本であり、ルールを守れない人は大きな事故を引き起こすリスクがあります。
他にも化学薬品やガソリンの取扱いには特に注意が必要であり、作業手順がガチガチに決められているため、そういった決まり事をしっかり守れる人がトラック運転手に向いています。
集中力や判断力がある
長時間の運転中、トラックドライバーは高い集中力を維持する必要があります。
たとえば、交通が混雑している都市部を運転する場合、周囲の状況を常に注意深く観察し、臨機応変に対応しなければなりません。
荷物の積み下ろし時には、荷物ごとに適した配置や積み方などの判断力も必要です。
一人の時間が好き
トラックドライバーは一人で過ごす時間が長いため、一人の時間を楽しめる人に向いています。
たとえば、長距離を運転している間は好きな音楽やラジオを聞いたり、車内で一人で食事をすることが多いです。
このような環境が苦にならない人は、トラックドライバーとしてうまくやっていけるでしょう
車の運転が好き
トラックドライバーの一番の仕事は運転そのものです。
そのため運転が好きな人は、長時間の運転でも苦にならず楽しめます。
普通車とは違う特殊な車両の運転を楽しむことができる人はトラック運転手に向いています。
コミュニケーション力がある
意外かもしれませんが、トラックドライバーはコミュニケーション力も必要です。
荷主から荷物の確認をしたり、リフトマンと一緒に荷積み作業をする際には円滑な意思疎通が求められるからです。
他にも配送の遅延やトラブルが発生した場合、納品先に明確かつ適切な連絡をする必要があります。
とはいえ営業をするわけではないので、ある程度のマナーや初対面の人とも日常会話ができる程度のコミュニケーション力があればOKです。
単純作業が好き
トラックドライバーの業務内容は、運転と荷物の積み下ろしといった単純作業の繰り返しです。
長距離運転では同じ道を何度も往復し、ルート配送なら毎日同じ店に訪問します。
これらの作業を淡々とこなすことができる人は、トラックドライバーとして適しています。
以上の7つがトラックドライバーに向いている人の特徴・性格です。
では反対に向いていない人の特徴・性格を見てみましょう。
【すぐ辞める】トラックドライバーに向いていない人の特徴・性格3選
トラックドライバーに向いておらず、すぐ辞める人の特徴と性格は以下の3つです。
- 短気でイライラしやすい
- 運転が苦手(センスがない)
- 責任感がない
短気でイライラしやすい
トラックを運転中はイライラする状況が頻繁に発生します。
短気でイライラしやすい性格の人は運転時のストレスをうまく処理できず、感情的な反応をしてしまいがちです。
例えば交通渋滞に巻き込まれたときや、割り込みをされたときに短気なドライバーは怒りや不満を表に出しやすいです。
結果、運転の集中力を低下させたり、あおり運転や危険な運転をしてしまうかもしれません。
短気な性格は取引先や同僚との関係にも悪影響を与え、職場でのトラブルの原因となることもあります。
以上のことから短気でストレス耐性の低い人はトラックドライバーに向いていません。
運転が苦手(センスがない)
もともと自家用車の運転が苦手、または運転に自信がない人は、トラックドライバーに向いていません。
トラックの運転は乗用車以上に周囲への気配りが必要であったり、特殊な運転技術が必要だからです。
例えば大型トラックの運転には、狭い道や交差点での臨機応変な判断、長距離運転中の集中力維持、重い荷物を積んだ状態での安全な運転など、高度な技術と経験が求められます。
運転が苦手な人はこれらの技術をマスターするのが困難であり、運転中に緊張しやすいため、事故やミスのリスクも高くなります。
したがって、もともと自家用車でも運転に自信がない人や、運転センスがないと自覚している人はトラックドライバーの仕事には適していません。
責任感がない
トラックドライバーは荷物を時間通りに届けることに加え、道路上での安全も確保する必要があります。
責任感がない人はこれらの重要な職務を軽視する傾向があり、自分の都合しか考えない人がいます。
例えば納期を守らない、安全運転を怠る、運転中の注意義務を怠るなどの行動は、自身だけでなく他者にも危険を及ぼします。
そのためてきとうすぎる人はトラックドライバーに向いていません。
以上の3つがトラックドライバーに向いていない人の特徴と性格です。
それでは次に職種別の向き不向きを見ていきましょう。
【職種別】トラックドライバーの向き不向き
トラックドライバーと一言に言ってもさまざまな種類があるため、それぞれに向き不向きがあります。
以下の種類別にそれぞれ向いている人、向いていない人を解説します。
- 長距離ドライバー
- 地場配送ドライバー
- 大手運送会社
- 中小運送会社
長距離ドライバーの向き不向き
長距離ドライバーは深夜の長時間運転が好きな人や、稼ぎたい人に向いています。
長距離ドライバーは出発地から到着地まで半日かけて運転するため、勤務時間のほとんどが運転だからです。
歩合制の会社だと走った距離や時間によって給料が増えるため、稼ぎたい人にもおすすめです。
逆に長時間一人で運転するのが苦手な人や、知らない土地に行くのが怖いと感じる人には向いていません。
そして何かアクシデントが発生した際に一人で対応しなければならないので初心者の人にもおすすめしません。
まとめるとトラックドライバー経験があり、稼ぎたい人に向いているのが長距離ドライバーです。
地場配送ドライバーの向き不向き
地場配送ドライバーは家庭を大事にしている人や、ルーティーンワークが好きな人に向いています。
地場便は毎日家に帰れて、同じ道で同じ店舗にいくルート配送の仕事が多いからです。
たとえば3トン車でコンビニ配送や、10トン車で工場間輸送、ダンプで近場をピストンなどの仕事があります。
そして同じことの繰り返しや、複数店舗を回るのが嫌いな人には向いていません。
大手運送会社の向き不向き
大手運送会社は20代の若い人や、初めてトラックに乗る未経験の人に向いています。
なぜなら大手はルールや手順がカッチリ決まっているからです。
たとえばある大手運送会社では以下のようなルールがあります。
- 下道は50㎞厳守
- 高速は80㎞厳守
- 後退時は降車確認の徹底
- 左折時は20㎞以下
- エンジン回転数1500回転以下厳守
- 指差呼称確認の徹底
このようなルールは初心者ならなんの偏見ももたず、すんなり慣れることができます。
しかし、運転経験豊富なドライバーだと自分なりの運転が染みついているので大手のルールに順応するのが非常に難しいでしょう。
そのため、トラック運転経験が10年以上ある方や45歳以上の方には大手運送会社は向いていません。
そして宅配などのチームで動くような職種だと協調性も求められます。
中小運送会社の向き不向き
中小運送会社は大手とは反対にトラックの運転経験がある方や、45歳以上の方に向いています。
中小はルールがそこまでガチガチに決まっておらず、ある程度の自由があるからです。
ハンドルカバーやシフトノブなどを自分好みのトラックにカスタマイズできます。
最近では車内カメラやGPSで勤務態度をずっと監視している会社もありますが、中小企業でそこまでやっている会社は少ないです。
以上のことからトラック経験者や、自由をもとめて運送業に転職する人に中小企業は向いていると言えます。
中小企業に向いていない人というのは正直いませんが、あえてあげるならコンプライアンスにやたらと厳しい人です。
【後悔しないために】トラックドライバーになる正しい手順
事実として、運送業にはいまだに悪質なブラック企業が存在します。
そういった会社の求人に応募してしまうと長時間労働の割に低賃金で働かせられた結果、無理に働いて重大事故を起こすかもしれません。
そうならないためにトラックドライバーになる際の注意点や正しい手順を解説します。
トラックドライバーになる際の注意点
トラックドライバーになる際の注意点や、トラックを運転する際の注意点を以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。
>>【完全網羅】トラック運転手に転職する際の注意点をプロが解説
完全未経験からトラックドライバーになるには?
完全未経験からトラックドライバーになる正しい手順は以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。
トラックドライバーの向き不向きに関するよくある質問
トラックドライバーの向き不向きに関する以下の質問にお答えします。
- トラック運転手は楽すぎるから人によっては天職って本当ですか?
- トラック運転手は性格が悪い人が多いですか?
- トラックを運転するセンスがない人はどんな人ですか?
トラック運転手は楽すぎるから人によっては天職って本当ですか?
はい、本当です。
トラック運転手は職種によっては楽すぎるだけでなく天職に感じる人もいます。
楽すぎる理由や楽な種類のトラックを以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。
トラック運転手は性格が悪い人が多いですか?
トラック運転手だからといって性格が悪い人は多くありません。
なかには性格の悪い人もいますが、思いやりがあり、とても優しい人が多いです。
そしてどの業界でも性格の悪い人は一定数います。
トラックを運転するセンスがない人はどんな人ですか?
トラックを運転するセンスのない人は以下の7つに当てはまる人です。
- スピードを出しすぎる
- 車間を詰めすぎる
- 周囲が見えていない
- 周りの車と競争しがち
- 先読み運転ができない
- かもしれない運転が苦手
- 集中力がない
まとめ:トラックドライバーには向き不向きやセンスが存在する
トラックドライバーは責任感があり、安全運転できる人が向いています。
逆に短気な人や運転が荒い人には向いていません。
業界未経験でトラックを運転するのが怖いと感じている人でも、少し運転して慣れれば問題なく大きな車両を操れるようになるでしょう。
必要な免許さえ取得していれば問題ないのでトラックドライバーに興味があり、向いている人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ぜひトラックドライバーになって日本の物流を支える一人になってください。