トラック運転手がいじめられる3つの原因と対処法を徹底解説

トラック運転手がいじめられる3つの原因と対処法を徹底解説

トラック運転手へのいじめはどんなものがあるの?
いじめられる原因や対処法は?

本記事ではあなたのこんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • トラック運転手へのいじめの種類
  • いじめられる3つの原因
  • いじめられた時の対処法

令和になった現在でも、運送業界ではトラック運転手へのいじめが実在しています。

そしていじめられる人には共通した特徴があるため、あらかじめどういった人がどんないじめを受けやすいのか知っておくと、いじめにあう確率がガクッと下がります。

本記事ではトラック運転手へのいじめの種類や、いじめられた時の正しい対処法も合わせて解説するのでぜひ参考にしてください。

きむら

当ブログ「toradorablog」の筆者は異業種から完全土日休みの運送会社に転職し、ドライバーとして働いています。それらの経験をもとに解説します。

目次

トラック運転手へのいじめにはどんなものがある?

トラック運転手へのいじめにはどんなものがある?

現実問題としてトラック運転へのいじめは実在しており、大きく分けると以下の3つがあります。

  • 配車係によるキツイ追い込み
  • 上司や同僚からの肉体的・精神的暴力
  • 荷主や納品先会社から長時間待たされる

配車係によるキツイ追い込み

配車係は各運転手に仕事を振り分ける非常に重要な役割であり、運送会社においてある程度の権力を持っています。

そんな配車係によって、自分だけ時間的に回るのがキツイ配車を組まれることがあります。

たとえば他の運転手は余裕を持って運行できるスケジュールなのに、あなただけが毎回カツカツのスケジュールを組まれているならいじめです。

運転手の給料はどれだけ走ったかの歩合制による会社も多いため、逆に安い単価の仕事をスカスカのスケジュールで組まれることもあります。

さらに平日だけでなく土日も出勤を迫られることもあるでしょう。

きむら

こういった配車係という立場を利用したキツイ追い込みをかけてくるのも運送会社のいじめの1つです。

上司や同僚からの肉体的・精神的暴力

上司や同僚から殴る、蹴るといった物理的な暴力や、「死ね、さっさと辞めろ」などの言葉の暴力を受けることがあります。

いじめとパワハラが混合したような状況であり「うつ」などの精神疾患にかかってしまうこともあるため、非常に危険な状況です。

2016年〜2017年にも大手運送会社でもこういったいじめが行われている事例があるため、社会的にも問題になっています。

とあるYoutube動画では、サカイ引越センターの先輩社員が後輩社員に何度も暴行を加えている様子がはっきり映し出されています。

荷主や納品先会社から長時間待たされる

トラック運転手は社内の人間からだけでなく、協力会社や納品先からいじめられることがあります。

たとえば以下の3つのような嫌がらせが実際に現場で起こっています。

  • 自分だけ荷主から長時間待たされる
  • 荷下ろしを後回しにされる
  • 大量の荷物を1人で荷下ろしをさせられる

もちろん、繁忙期や誰に対してもそういった対応がされる会社なら仕方がないですが、あなたにだけ行われているならいじめです。

そして運送会社ではいじめだけでなく、某中古車販売店のような信じられないパワーハラスメントも問題となっています。

以下の記事ではパワハラの事例や原因、対処法についてもくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>運送会社でパワハラされた!対処法と証拠になるものとは?

いじめられるトラック運転手に共通する3つの原因

いじめられるトラック運転手に共通する3つの原因
きむら

大前提として、いじめやパワハラをする側が圧倒的に悪いと断言しておきます!

しかし、これまで解説したいじめの原因は運送会社だけでなく、トラック運転手自身にある可能性があるのも事実です。

人と人とのやりとりのため、もしかしたらあなたの普段の言動や行動で相手が嫌な思いをした結果、嫌がらせをしているのかもしれません。

ドライバーが原因である場合は、以下の3つが共通しています。

  • 自分中心で協力的ではない
  • ミスが多すぎて改善しない
  • 自分の意見を言わない

原因①自分中心で協力的ではない

普段からコミュニケーションをあまり取らず、会社に協力的でない人は自分で敵を作っているのかもしれません。

たとえば以下の4つに当てはまるような人です。

  • あいさつをしない
  • お金にならない仕事はやらない
  • 頼まれても嫌な仕事はやらない
  • 自分さえよければ他の社員はどうでもいい

あいさつもろくにせず、仕事を頼まれても理由をつけて断ってばかりの人はぶっちゃけ嫌われやすいです。

あなたの職場にも似たような人が1人はいるのではないでしょうか?

こういった自己中な行動が原因でどんどん孤立していってしまい、結果いじめやパワハラに繋がる可能性が高いです。

原因②ミスが多すぎて改善しない

悲しいですが、仕事ができなさ過ぎることが原因の場合があります。

新人やまだ経験の浅いドライバーがミスをするのは当たり前ですが、失敗が多すぎて改善する気がないのはよろしくありません。

ミスが多くて改善しない人は以下の特徴があります。

  • 同じミスを何回もする
  • 手順などのメモを自分で取らない
  • 毎回同じことを聞いてくる
  • ミスをしてもへらへらしている
  • ミスをしても断固として謝らない

想像してみてください。

もしあなたの後輩がミスをした際に、あなたがしりぬぐいをしているにもかかわらずへらへらして謝らなかったらどうでしょう?

そして同じようなミスを何回もしてメモさえ取らない・・

そんな後輩がいたらめちゃくちゃムカつきますよね?

きむら

結果、もうこいつに仕事を教えるのはやめようってなりますし、上司も重要な仕事は任せてくれなくなります。

原因③自分の意見を言わない

自分の意見を言わずに、なんでも言う事を聞いてしまう人もいじめられやすいです。

何もかも言う事を聞いてばかりで自分の意見を言わない人は、優しい人という認識から、なんでも言う事を聞く奴隷のようなヤツという認識に変わってしまいます。

また、そういった優しい人は嫌な顔をしないので、不満がないのなら大丈夫だろうと思われている可能性があります。

以上3つの原因に当てはまる人は、いじめやパワハラを受けやすい傾向にあるので注意しましょう。

では、万が一いじめにあってしまった場合はどのように対処すれば良いのでしょうか?

トラック運転手がいじめられた時の対処法

トラック運転手がいじめられた時の対処法

トラック運転手がいじめられた時の対処法は以下の3つです。

  • 積極的にコミュニケーションを取る
  • 証拠を集めて第三者に相談する
  • いじめのないホワイトな運送会社に転職する

積極的にコミュニケーションを取る

コミュニケーション不足や協力的でない等、いじめられる原因が自分にあった場合は、まず自分が変わる努力をすることが重要です。

自分自身が変わることで、あなたに対する周囲の反応も必ず変わります。

コミュニケーション不足が原因である場合は、以下のように意識的に変えてみましょう。

  • 相手の名前を呼んで元気にあいさつをする
  • 人がやりたがらない仕事を率先して引き受ける
  • 困っている同僚や上司がいたら声をかけて手伝う

名前を呼ぶことで、「ネームコーリング効果」という心理効果が働き、名前を呼んでくれる人に好意を抱きやすくなります。

さらに人が嫌がる仕事を率先して行ったり、手伝うことで「返報性の法則」が働きます。

結果、あなたがつらい時に手伝ってくれるようになったり、いい仕事を振ってくれるようになりやすいのです。

こういった事の積み重ねで人の態度はかんたんに変わるものです。

騙されたと思って1週間やってみると、少し変化を感じられるはずです。

証拠を集めて第三者に相談する

暴力などわかりやすいいじめを受けている場合は証拠を集めて第三者に相談しましょう。

きむら

こちらの動画のようにスマホのボイスメモやカメラを使って明らかな証拠を残しておくと、相手は絶対に言い逃れできません!

もしあなたに頼れる同僚がいるなら、頼んで動画をとってもらうことも非常に効果的です。

長時間労働や休日出勤をさせられるなら、労働時間や日数を独自に記録しておきます。

そして証拠を集めて上司や社長など第三者に見てもらいましょう。

SNSに投稿するのも1つの手ですが、炎上してあなたにとっても大問題になる可能性が高いのでまずは社内の頼れる人に相談するのが無難です。

それでもまったく解決しない場合は労基に駆け込むか、厚生労働省が運営している無料の電話相談がおすすめです。

いじめのないホワイトな運送会社に転職する

これまでの対処法で解決しない時や、身心ともに弱ってきているのなら無理に今の会社で働く必要はありません。

そんなブラック企業はさっさとやめて、待遇の良いホワイト企業に転職しましょう。

トラック運転手は見習い期間がすぎれば一人前の給料がもらえるので、転職のハードルが低いのがメリットです。

いじめのない運送会社はいくらでもあるので、あなたの体のためにも転職することをおすすめします。

以下の記事では、評判の良いホワイト企業や転職で失敗しないコツを解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>【評判の良い運送会社】大手ホワイト企業ランキングTOP5

トラック運転手は楽すぎるって本当?

トラック運転手は楽すぎるって本当?

トラック運転手の仕事は種類によっては楽すぎます。

きむら

実際に私は仕事終わりにこうやって毎日記事を書けるくらい体力や時間が残っています。

しかし、会社や仕事内容によってはキツイ仕事があるのも事実です。

以下の記事では実際の楽すぎるスケジュールや、楽なドライバー職も合わせて解説するのでぜひ参考にしてください。

>>トラック運転手は楽すぎる天職!3つの理由と楽な種類も解説

トラック運転手のいじめに関するよくある質問

トラック運転手のいじめに関する以下のよくある質問にお答えします。

  • 悪質な入ってはいけない運送会社の一覧は?
  • トラックの横乗りで怒られることはある?
  • トラック運転手が飼い殺しにされるのはどんな時?

悪質な入ってはいけない運送会社の一覧は?

法律違反を犯している、入ってはいけない運送会社の一覧は以下の記事でくわしく解説しているのでぜひ参考にしてください。

>>【悪質なブラック企業】入ってはいけない運送会社一覧を暴露

トラックの横乗りで怒られることはある?

トラックの横乗りで怒られることはあります。

横乗りするのは新人ドライバーか、運送助手の場合だと思います。

先輩が運転して仕事を教えているのに眠ってしまったり、足を助手席に乗せるのは絶対NGです。

人によっては何気ない出来事が原因でイライラしたり、嫌われてしまう可能性もあります。

トラック運転手が飼い殺しにされるのはどんな時?

飼い殺しにされるのは、事故をおこした際の費用を運転手に請求してくる運送会社の場合です。

事故を起こして商品を破損させた場合は毎月の給料から天引きされ、安い給料で働かされる負のスパイラルに陥ることがあります。

そうならないために、入社前に事故した際の対応など労働条件をしっかり確認しておきましょう。

まとめ:トラック運転手はいじめがある職場から転職した方が良い

結論、ブルーカラーと言われる運送業界ではトラック運転手がいじめにあう可能性があります。

原因はさまざまですが、人間関係が原因の場合は改善することが可能です。

原因が会社全体の風土や仕組みにある場合は、改善されにくい傾向があるので転職したほうがいいでしょう。

トラックドライバーは特に大型経験者であればどこでも雇ってもらいやすいので、転職がしやすいといったメリットがあります。

対処法を実行しても変わらないなら、いじめによって体や心が壊れてしまう前に、退職することをおすすめします。

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